植物群落は動く −東京湾岸校庭での調査− 飯島和子先生
「庭の野草のクマガイソウなどがいつの間にか日陰に植えたのに庭の一番良い場所に移動していたり、日向に植えたものが木陰に移動していたり、宿根草なのにと植物の移動が気になっていたので楽しみです。」
今回の内容と少しズレるなと募集要項を改めてみたところ “遷移”(時間による植物の動き、変化)の話だということがタイトルからわからないことに気がつきました。 講演後のアンケートからも尚美さんのように思っていた方が他にもいたことがわかり、タイトルの大切さを感じました。タイトルは内容がわかりやすく、興味を持ってもらえるようにと考えるのですが、まだまだ配慮が足りませんでした。 尚美さんをはじめ他の方々から「思っていた話とは異なったけれど、遷移の話もおもしろかった」と感想をいただくことができ、ありがたいなぁと思うと共に、皆さんの興味をかき立てる講演をしていただいた飯島先生にも感謝です。
植物の空間移動についてはフェノロジー調査(植物観察。植物の季節的な成長の仕方を調べる)でわかることが多くあります。いずれ取り上げてみたいテーマです。
シダ植物の分類−分類の形質− 村田威夫先生
写真のように、若い胞子体を発見すれば、前葉体も発見できそうです。