ケヤキでも土用葉を観察
クヌギの二度目の新緑の件、自然観察大学のHPを拝見させていただきました。このことはイヌシデなどでも見られる現象で以前から注目しておりました。
現在、小生が注目しているのはケヤキです。ケヤキは三度新芽を出すようです。
一回は、通常の葉が出る前に、先遣部隊として一部の枝から葉が出ます。
二回目は一斉に葉が展開します。
三回目は現在春先に出た新しい枝の先から、改めて展開しています。
いっせいに展開した葉とは色が違い(若葉の色)、指摘されれば、誰でも納得いただけると思います。多摩丘陵で現在見ることができます。
問題は、最初に出た先遣隊にあたる枝が翌年枯れてしまうのではないかと見ています。但し、小生が常時観察している玉川学園前駅の前にあるケヤキです。経過観察中といったところです。
写真は二回目の展葉です。先遣隊(緑色が濃い部分)と通常の新芽(少しもえぎ色)が比較できます。
2010年4月26日、玉川学園前駅下りホームから撮影
多くの方々にそれぞれ観察していただき、生態を見極めたいとおもいますので、みなさんから情報をいただければ幸いです。
以上報告:町田市Oさん
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<<事務局より補足>>
土用葉が展開していると思われる写真を、自然観察大学事務局近くの公園で撮影しました。人為的に剪定されたことによるものもあるかもしれませんが、緑の濃い旧い葉と、その枝先に伸びた黄緑色の新葉が確認できます。
2010年7月13日、台東区で撮影
みなさんからのご連絡、ご報告をお待ちしております。
jimu@sizenkansatu.jp まで。
以上報告:事務局O