ヒマラヤスギの続報
2010年11月21日の『シダ植物観察会』(佐倉市)の終了後に、ヒマラヤスギが比較的低い位置で観察できました。
2010年の野川での観察会で話題になったこともあり、続報としてご報告します。
●野川の観察会レポート→→
 
球果(マツボックリ、昨年の雌花穂)はかなり熟していて、この後もう少しで種子を散らしそうです。裏側から観ると球果の着きかたが分かります。
 
 


雄花穂はちょうど花粉を散布しているところでした。写真では穂の上半分が開花して花粉を散らしています。黄色い花粉が葉にも付着しているのが分かります。

 

観察会でナゾだった雌花穂は、ここでもはっきりとは確認できませんでしたが、おそらく画面中央の葉の陰で右に傾いて着いているのが雌花穂かと思われます。
画面で枝の上のほうにつくのが雄花穂です。
 


これは球果の残骸で、種子を散布した後に残った果軸。表面がうろこ状に見えるので、雌花穂では? と思い違いをしたこともありました。

 

ヒマラヤスギの雌花穂は相変わらずナゾのままです。
観察できた方は、ぜひ自然観察大学事務局までご一報ください。お待ちしております。
2010年12月8日、報告:事務局O