雨のなか、海に近い汽水池に移動です。汽水池では、セイタカシギが観察されました。足の長い特徴的な形をしています。10羽前後の群れでさかんに餌を採っています。一方、隣の杭の上にはタシギが休んでいます。こちらは1羽。野鳥の中には群れる習性持つものと、単独で行動するものがいます。野鳥にとって餌を採ることがもっとも重要ですが、単独と群れ生活でどのような違いがあるのでしょうか。
人工海岸にはイソギクが黄色い花を咲かせています。この植物は関東南部に分布していますが、すこし離れたところではハマギクが白い花を咲かせています。しかし、ハマギクは茨城県より北に分布するもので、東京湾には生息していません。埋め立ての際に、移植されたものです。また、大きな葉を広げたハマオモトは南方系の植物です。海の底であったこの公園には元からの植物がありません。どれも移植されてきたものです。結果として、北のもの、南のものが入り乱れてしまったのです。