観察会当日に見ることができた生き物のリスト
2004年12月の室内講習会で紹介したシリアゲムシ。満を持し、ここ岡発戸で自然観察大学に初登場です。 シリアゲムシは林縁部にいることが多いそうなので、岡発戸の斜面林の道沿いは最適の棲家ですね。 シリアゲムシの雄は、ハサミ状になった尾の先端で雌をつかんで交尾をします。 また、シリアゲムシの仲間のガガンボモドキは、交尾の際、雄が雌にプレゼントすることが知られていますが、大きくて美味しいエサほど効果が高いようです。 今回観察できたヤマトシリアゲは、そこそこ自然が残っている場所なら見られることがあります。でも、一度自然が失われると、いくらその場所に自然を復元しても、飛翔力の弱いシリアゲムシは周辺の生息地から飛んでくることができません。ということは、岡発戸には、昔からの自然が残されているのではないでしょうか。次回以降の観察会も楽しみです。 シリアゲムシについて詳しくは、こちらをご覧下さい。→2004年度 室内講習会